NEC(本社:東京都港区、社長:金杉 明信)はこのたび、近鉄ケーブルネットワーク(本社:奈良県生駒市、社長:足立 伸之助、以下KCN)に対して、セッションボーダーコントローラー「VoiceFlow(ボイスフロー)シリーズ」を活用し、IP電話サービスなどのセキュリティ強化や運用効率の向上を可能とするシステムを導入いたしました。
KCNでは、本システムを活用したマンション向けIP電話サービスの提供を本年夏以降に開始する予定であります。
近年、ブロードバンド利用者の拡大やインターネット常時接続サービスの普及、050電話サービスの開始などにともない、IP電話に対する注目が集まっております。こうした中、例えば、異なる企業間では内線電話での通話ができないように、企業やマンションなどのプライベートなIPネットワーク間ではVoIP通信ができないという「NAT(注1)問題」が大きな課題となりつつあります。
このたびKCNが導入したシステムは、こうした「NAT問題」を解決し、安全かつ容易にプライベートなIPネットワーク間での音声通話を実現するとともに、IPアドレス管理などのサービス運用管理の効率化を実現するものであります。
NECでは、NECマグナスコミュニケーションズ(本社:東京都港区、社長:日比野 雅夫)と共同で、「VoiceFlowシリーズ」と既設のSIP(注2)サーバとの連携をはじめとするシステム構築を実施いたしました。
KCNでは、「地域社会の情報ニーズに応えるキーステーションとして、より豊かで快適な生活環境作りに貢献する」ことをめざし、多チャンネル放送サービスとブロードバンド通信サービスの提供を推進しております。このたび導入したシステムは、マンション向けIP電話サービスの提供に加え、よりセキュリティ性の高いプライベートIPアドレスによるIP電話サービスを実現するものであります。また、SIP技術を活用した新たな通信サービスの導入など、お客様のニーズにきめ細かく対応したサービスメニューの拡充を支える基盤の一つに位置付けられるものであります。
NECでは、長年培ってきた音声通信技術やコンピュータ技術、豊富なシステム導入実績などに基づく、IT・ネットワーク統合ソリューション「UNIVERGEソリューション」の提供を通じて、お客様企業における知的生産性やサービス品質の向上をめざしております。このたびのシステム導入実績をふまえ、ブロードバンド環境の拡大にともなう、通信サービス事業者・CATV事業者・ISP事業者などにおけるIP関連サービスの拡充をはじめ、新たなサービス事業や収益基盤の確立などに貢献していく考えであります。
「VoiceFlowシリーズ」の活用イメージについては、別紙をご参照ください。 |